交換留学って、ぶっちゃけどうなの?
こんばんは☺
ここ最近は更新頻度が高めな気がします。
当初はあまり「書く」という作業が得意ではなかったのですが、ブログを始めてみたことで書くことの面白さというか、書くことで思考が整理されていく気持ちよさのようなものを感じています(笑)
さて本日のタイトルは「交換留学って、ぶっちゃけどうなの?」です!
わたしは現在オーストラリア(NSW)の某公立大学に交換留学させていただいています。(7月より)
なぜ「させていただいています」なんて言い方をするかというと、それはこの記事を読んでいただければわかると思います。
わたしは日本では地方国立大学に在籍しています。こちらではその大学のことを homwe universityと表現します。そして home universityと留学先大学が、いわゆる、「協定校」という関係にあります。
オーストラリアの多くの大学は、正規の進学留学(そもそも日本の高校卒業後にオーストラリアの大学に直接入学すること)と、交換留学のほかに、study abroadという留学の方法もあります。
わたしはオーストラリアに来てから「交換留学生」には一人も出会っていません。ほとんどの留学生が進学しているか、study abroadの学生です。ではなぜ交換留学生が多くないのか。それはズバリ「お金」の事情です(笑)
基本的に交換留学生というのは、協定を結んでいる大学から来た学生のことを指します。例えばオーストラリアにあるA大学は、日本のB大学と、アメリカのC大学と、フランスのD大学と協定を結んでいるとします。すると、そのB,C,D大学から留学に来ている学生はA大学にとって「交換留学生」となるわけです。そして、韓国のF大学の学生がA大学に留学したい場合、「交換留学」は不可能なため、study abroadになるのです。
そして交換留学をしている期間中はもちろんわたしは日本の home universityには行きませんし、授業も取りません。しかし学費は払い続けなければなりません。その代わり、留学先の大学には1円もお金を払わなくていいんです。
基本的にオーストラリアでは「教育」というのは一つのビジネスで、留学生は現地学生よりもかなり高額な学費をおさめる必要があります。(3・4倍?と聞きました)
そのため正規の進学や study abroadの学生は積極的に入学を許可します。だって、儲かるんだもん。
でも交換留学生は大学に対して直接お金をおさめないので、儲かりません。だから、交換留学というのはあまり頻繁には行われないようです。
交換留学は「交換」と言っている以上、基本的には相互に学生を送り合うことでバランスを保っています。わたしがオーストラリアに来て、また今度はオーストラリアの学生がわたしの home universityに留学に来る。それで±0になるというわけです。
しかしこのシステムが上手く機能するのは、いわゆる都市部にある有名大学や、観光名所の近くにある大学、そして多くの場合私立大学のみです。
実はわたしの home universityとわたしが現在留学している大学の協定は、近いうちになくなると聞いています。理由は、今まで一人もオーストラリアからわたしの大学へ留学に来た学生が0だからです。
ちなみにわたしの home uuniversityからはわたし含めて2人が留学しており(もう一人の方は2年前に留学を終えています)、期間で言うと2年分、学期で言うと4学期分に相当します。それだけ無料で受け入れているのに、わたしの home universityは一人も受け入れていない。それじゃあアンフェアだから協定をやめよう、というわけです。
何よりの痛手は私の大学が「地方」にあるということ。正直、自分が在籍している大学ではあるものの、わざわざ海外からお金をかけて勉強に来るまでの価値はないよなあとわたしも思っています(笑)
だって、車社会だから公共交通機関は充実していないし(基本的に留学生は公共交通機関で移動です)、近くに観光名所があるわけでもないし(ちらほらあるけど京都大阪東京なんかにはかなわない)、田舎だから留学生数が少ないし、その分授業もそんなに充実していない。
そしてオーストラリアから日本に留学を希望している人たちはみんな、日本の都市部にある私立大学へと流れていきます。
これはもはやわたしの大学だけでなく都道府県の問題でもあると思います(笑)せっかく国立なので、都道府県や国と協力してインバウンドのための何かができたらいいのになと思う反面、日本にはそれよりも解決に急を要するような問題がたくさんある気もしますね(笑)
まあ、わたしの home universityの先生や職員の方々があまり留学に関して積極的でないというのも大きな問題です。大学で交換留学するために情報収集をしていた時から、窓口や先生によって言うことは違うわ、募集に関する情報も不透明だわ、選考課程の面接は感じ悪いわ・・・・何度も憤慨しましたし、何度も泣きました(笑)
窓口で情報を得るたびに本人の目の前で誰がいつ何と言ったのかノートに記録をとるまでになりました(笑)
そして留学が決まった後も、今まで派遣した留学生のデータが整理されていないのか、教職員間の引継ぎがされていないのか、何を問い合わせても回答まで時間がかかる・・・本来ならば留学エージェントがやってくれることも全部自分でやるというのは本当に大変でした。
でも、そこまで苦労したり流した涙があったからこそ こっちで頑張れているんだと思います☺
後半、愚痴っぽくなってしまい申し訳ありませんでした( ;∀;)
まあとにかく、多民族国家で大学にいろんな人種の人がいるというのは生きていく上ですごく勉強になりますし、いいことだと思うんですよね。もっと日本も、当たり前のように外国の方がたくさん住めて、人種国籍問わず共存できる国になってほしいなあと願うばかりです。